2018年8月17日
近年、物流センターの火災も社会的な問題として大きく取り上げられることが増えています。
物流センターの場合、一度火災が発生すると消火が難しくなり、数日、数週間にわたって火災が続くという最悪のケースも報告されています。
物流センターで火災が発生した場合、多大な迷惑と損害が周辺住民はもとより、関係企業など、さらには社会全体におよぶことになるわけです。したがって物流センターの施設管理を行うにあたって、火災のリスクに十分備える必要があります。
物流センターは一般の建設物に比べて、大きな建物であるわりには窓、出入口などが少ないため、火災が発生すると迅速に逃げることが難しくなることが少なくありません。
オフィスビルなどに比べて従業員が少ないために火災の発見が遅れ、初期消火活動や火災通報がスムーズに進まない恐れもあります。庫内が高温化しやすく、消火器やスプリンクラーなどだけでは鎮火が難しくなる恐れもあります。
日頃から火災が発生しないように防火対策を充実させ、庫内作業者の喫煙管理などについても十分な措置をとることが望ましいのです。