協会の活動について

SCM検定

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SCM検定とは

現代経営においてサプライチェーンマネジメント(SCM)の構築はさまざまな業界、企業に求められる必須のビジネススキームとなりました。その流れの中で日本SCM協会が設立され、SCMの概念の普及、企業スキーム、産業インフラの構築の推進の補助輪となるべく社会貢献を目指してきました。

今回、SCMのさらなる普及と浸透を念頭にSCM検定を行うことといたしました。

もっともSCMの領域は、開発から生産、流通、消費、さらには静脈に至るまで幅広く、1個人、あるいは1企業の知識や知見だけでは実務知識を完全に網羅することが不可能ともいえます。

そこで当協会では、まずは「SCMの実働部隊」ともいえる「ロジスティクス領域」に絞り検定試験を行うこととしました。ロジスティクス領域の検定の効果、反響を鑑みて、将来的には「リサーチ&デベロップメント(R&D)領域」、「プロダクト&マニュファクチャリング領域」、「セールスマーケティング領域」、「リバース領域」(いずれも仮称)などの検定実施を行います。

 

SCM検定 試験範囲

ロジスティクス領域の試験は次の3科目(2択試験)となります。

検定合格ラインは3科目20点以上(30点満点)です

  1. 貨物自動車運送事業法(貨運法) 10問10点
  2. 貨物利用運送事業法(貨利運法) 10問10点
  3. 流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律:物流総合効率化法(物効法) 10問10点

*ただし、①~③の各科目すべてに基準点(6点)が設定されています。いずれか1科目でも基準点を下回った場合は不合格となります。

受検料:3000円

 

試験免除:

  1. 貨物自動車運送事業法は運行管理者資格者証を保有する者は免除
  2. 物流効率化法は当協会指定の物流センター等見学・セミナーを受けた場合は直近の試験に際しては免除
  3. 日本SCM協会会員(個人、賛助、法人)の場合は当協会指定の勉強会に出席の場合、加点措置が取られることがあります。

 

受検資格:

  1. ロジスティクス領域における実務経験1年以上(運送会社、倉庫会社などの勤務実績)
  2. 日本SCM協会指定の勉強会、講演会に個人会員、あるいは法人会員の資格を保有したうえで指定回数以上、出席の者
  3. 日本SCM協会が志願者から申請を受けたうえで審査し、受検要件を満たすと判断された者

 

合格者の特典:

日本SCM協会認定のロジスティクス領域資格「物流コンシェルジュTM」の称号を授与

*物流コンシェルジュ:SCMの実働部隊であるロジスティクス領域の専門家としての日本SCM協会認定の「物流コンサルタント」資格です。日本SCM協会が窓口となるロジスティクスビジネスについて公募などがある場合、アプライ(応募)することができます。また日本SCM協会認定の「物流コンシェルジュ会」のメンバーに登録されます。(ただし、2年に一度の有料更新講習を受講することが義務付けられています)。

 

過去問:

第1回SCM検定(ロジスティクス領域)