2017年3月17日
物流KPIの必要性が高まっていますが、その目標値については業界で常識的とされる目標値と個々の企業が設定すべき目標値が異なることが少なくありません。
トラックの積載率(積載率)などの一部の数値については、「業界におけるレベルとしてこれくらいであってほしい」という標準値が、公表されている資料などを見ることで知ることもできます。
標準値がわかれば「業界の標準よりも該当するKPIの数値が低いから標準値に近付けよう」という努力もなされるはずです。
KPI管理が必要とされるのは、現場改善、あるいは経営改善について、具体的な目標数値を設け、その数値と現状がどれくらいかけ離れているか、そして目標とする数値に到達するのはどうしたらよいのかといった方策を決めるうえでとても役に立つからです。
経験や勘だけに頼る業務改善ではなく、科学的な改善を実現することが可能になるわけです。