鈴木 邦成 コラム

大型物流センターのさらなる高度化

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2016年5月8日

ネット通販企業が相次いで大型物流センターを開設しています。

 

言い換えれば、昨今のネット通販のビジネスモデルの起点となっているのが大型物流センターです。

 

大型物流センターを運営し、ネットユーザーが購入する商品について、インターネットのスピードにあわせたデリバリーシステムを構築することによって、大手ネット通販企業はヘビーユーザーの支持を集めているのです。

 

ただし、ネット通販企業の在庫は膨らむ一方でもあります。

 

大型物流センターが建設され始めた当初は「これだけ大きな物流センターを作っておけば、そこに在庫を集中させることができるからネット通販ユーザーの膨大な要望にも迅速に応えられる」と考えられたのです。「大型物流センターを一つ設けたのだからこれで物流システムは完成」というわけです。

 

ただし、巨大化した物流センターのオペレーションはこれまで以上に高速化、IT化を進める必要が出てきています。ネット通販のスピードにあわせた物流システムをいかに構築することができるかがビジネスモデルの生命線ともなっているのです。

 

 

 

 
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