2016年4月30日
サプライチェーンのさまざまな部門においてKPI管理が必要とされてきました。
現場改善、あるいは経営改善について、具体的な目標数値を設け、その数値と現状がどれくらいかけ離れているか、そして目標とする数値に到達するのはどうしたらよいのかといった方策を決めるうえでとても役に立つからでしょう。
「改善の成果が出た」、「効率化が実現できた」といっても、それがどの程度できたかということは具体的な数値以外では実感しにくい。経験や勘だけに頼る業務改善ではなく、科学的な改善を実現することが可能になるわけです。
また、目標値だけではなく、「業界におけるレベルとしてこれくらいの数値であってほしい」という標準値も公表されている資料などにより知ることもできます。
「業界の標準値よりも該当する計数の数値が低いから標準値に近付けよう」という努力も今後、さまざまな部門で可能となっていくに違いないといえましょう。