2016年4月20日
「顧客サービスを充実するためには商品の在庫を増やしておく必要がある」という営業サイドなどの声が社内で幅を利かせることがあります。
たしかに「あの商品がほしい」とか「色違い、サイズ違いの商品はあるのか」などと消費者が店頭で販売員に聞くことはよくあります。
また、得意先回りをしている営業部員が「すぐにあの商品を持ってきてよ」と顧客から頼まれたときに在庫切れになっていれば販売機会を逃すだけでなく、たいへん気まずい思いもするでしょう。修理部品や交換部品の在庫についても同じです。
そうしたトレードオフ対策として物流センターや巨大店舗に在庫を集約することで保管管理を容易なものとし、コスト低減を図るという選択肢が有力となります。トータル在庫の大幅な削減が実現できるわけです。
さらにいえば在庫の一元管理を推進することによってこれまでには実現できなかったタイムリーな顧客管理も可能となるわけです。