2015年3月10日
物流現場を改善するには、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底的に進める必要があります。
5Sは、それが出来ていなければ、改善は進められないと言っても過言ではないくらい、非常に重要なテーマです。
その「5S」という言葉をご存じの方は多いと思います。
改めて、その言葉を意味を確認すると、
「整理」……要るものと要らないものをはっきり分けて、要らないものを捨てること。
「整頓」……要るものを使いやすいようにきちんと置き、誰にでもわかるように明示すること。
「清掃」……常に掃除をし、きれいにすること。
「清潔」……整理・整頓・清掃の3Sを維持すること。
となります。
5Sは、最初に「整理」から始めます。
まずは不要なものを捨てなければなりません。
ところが、現場では意外と不要なものが放置されていることがあります。
壊れてしまったマテハン(パレットなど)や使わない資材、廃棄すべき商品などが現場の隅に置かれたままになっていることがあります。
また、使用済みの帳票類なども、何年も放置されているケースが見受けられます。
不要なものを捨てることによって、必要なものが残ります。
必要なものが残ったら、次に「整頓」で誰にでも分かりやすい表示やライン引きを行います。
5Sが徹底されれば、作業の生産性や品質も向上します。