鈴木 邦成 コラム

物流理論の流れ

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2015年2月23日

物流理論の歴史は、1912年の論文で、米国の経営学者、A・W・ショウが経済活動を生産、流通、消費の3活動に区分して、さらに流通活動の構成要素として需要創造活動と物的供給活動の2活動としたことあたりから始まったと考えられます。

 

1960年代になると米国では物流理論の研究が進み、ドナルド・バワーソックスをはじめ「フィジカルディストリビューションマネジメント」(物的流通管理)などの理論書が出版されるようになりました。

 

ちなみに第一次世界大戦直後の米国では過剰在庫がもとで不況が発生しましたが、その際、リヨンという人は「在庫は、以前は人々を豊かにした。しかしいまは在庫がもとで破産する人が出てきた」と述べています。

 

在庫管理における1分野でもある発注法についての歴史も長く、1952年にはサイモンという学者が経済効率を最大限に高めた発注法として「定期発注法」に注目しています。

 
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