田村 隆一郎 コラム

リードタイム短縮による評価

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2014年10月19日

昨今、ネット通販業界では、リードタイム短縮の動きが加速しています。
受注当日の配送を実現させているところも増えています。

そのための物流センター、物流システムへの投資を行うことを検討している企業も多いことでしょう。

リードタイムは短いに越したことはありませんが、その分コストが掛かる要因ともなります。

企業はリードタイム短縮の効果と、それに対するコストの評価を行わなければなりません。

商品カテゴリーや顧客によっては、当日配送や翌日配送までの必要がないこともあります。

その顧客が待てるリードタイムを、「カスタマーウェイティングタイム(CWT)」と言い、
CWT<LT
であれば良しと評価している企業もあります。

すべて当日配送や翌日配送を目指すのではなく、自社の顧客のCWTを把握し、低コストな物流の仕組みを構築することも必要となるでしょう。

 
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