2018年5月26日
味の素(東京都中央区)は10月20日、東海事業所(三重県四日市市)内に新工場を建設すると発表。9月29日付のプレスリリース「味の素グループ、国内調味料・加工食品生産体制を再編」で発表した内容に沿って、調味料等の製造・包装工場を建設する。
建築面積1万8300㎡、鉄骨造、4階建。建物と製造・包装関連設備に約150億円を投資し、11月着工、2019年度下期完工の予定で建設する。
同社は中期経営計画において重点戦略として日本食品バリューチェーンの再編を掲げ、総額約400億円の設備投資による日本食品生産体制の集約・再編を進めている。今回の工場建設はこの具体的施策の一つとして行うもので、味の素パッケージングの関西工場の生産機能を集約する。ICT・自動化等先端技術の効果的な導入により2020年度に労働生産性を現状の約2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指す。また品種切替性に優れた製造プロセスの導入により、フレキシブルな生産とフードロス削減や原料・中間製品の在庫圧縮実現を目指す。