2017年11月16日
テルモ(東京都渋谷区)は5月16日、愛鷹工場(静岡県富士宮市)内にイノベーション拠点を開設したと発表。革新的なカテーテル開発を促進し、内部開発強化を図る。
従来のカテーテル開発センターを改装し、TIS Mastery Center(ティーアイエス マスタリーセンター)として開設した。3フロアとし、床面積は約2200㎡から約3600㎡に拡大。オープンコミュニケーションエリアの拡充やクリニカルリサーチルームの新設など、社員の創造力発揮・コミュニケーション活性化、開発スピードの迅速化を図る環境を整備した。
同社は中長期成長戦略実行のポイントとして内部開発の強化を掲げている。生産と直結したイノベーション拠点であるマスタリーセンター開設のほか、4月には研究開発の組織を再編してコーポレートR&Dセンターを発足させた。アメリカ・カリフォルニア州の開発拠点も今年度中の稼働を予定している。今後も革新的な製品をいち早く医療現場に届けるため開発強化につながる施策を実施する、としている。