2017年8月17日
川崎重工業(東京都港区)は2月13日、大型旅客機ボーイング77X向け新工場が完成したと発表。同日に竣工式を行い、6月から生産を開始する。
2015年6月から名古屋第一工場(愛知県弥富市)北工場敷地内に建設を進めてきた。建物延べ床面積約1万3000㎡、 スキンスプライス・リベッター(パネル結合用自動打鋲機)、フレームアッセンブリ・リベッター(フレーム結合用自動打鋲機) 、ドリルロボット(大口径穿孔用ロボット) 、タッキングロボット(フレーム仮結合用ロボット)を主要設備とし、 ボーイング77X用胴体を製造する。自動で穿孔位置を認識して作業を行う自社製ロボットや、打鋲の対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など、同社が開発した最先端の画像センシング技術や制御技術を駆使した新規開発設備を導入。自動化を推進するとともに、これまでに培ってきたKPS(カワサキ・プロダクション・システム)を融合させ、高品質かつ効率的な生産を行う。さらに将来のスマートファクトリー化に向けて、ICT/IoTなどのインフラ整備を行う。