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宇部興産 リチウムイオン電池用セパレータ製造設備を増強

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2017年3月30日

宇部興産(東京都港区)は9月29日、堺工場(堺市西区)においてリチウムイオン電池用セパレータ製造設備を増強すると発表。宇部ケミカル工場(山口県宇部市)と合わせた生産能力を2億5000㎡に増強し、需要増大に対応する。

リチウムイオン電池は車載用途で大きな成長が期待され、実需も立ち上がりつつある。定置蓄電用途や産業用途などへの展開もさらに進むことが見込まれている。乾式製法を特徴としている同社のセパレータは車載用として多くの採用実績を有しており、国内外市場の伸びとともに着実に販売数量を伸ばしている。今年度からの中期経営計画においてセパレータ事業を「積極拡大事業」と位置づけ、需要増大にタイムリーに対応し能力増強を図り、拡大基調にある車載用途でのプレゼンスをより強固なものとする。生産能力も段階的な引き上げを行い、2020年頃までには合計3億㎡とする。

 
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