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ＤＩＣ 完全子会社トピックの新工場に最先端描画装置を導入
2017年2月16日
ＤＩＣ（東京都中央区）は９月１５日、完全子会社であるトピック（埼玉県川口市）が建設中の新工場に最先端描画装置を導入すると発表。需要の拡大に対応し、顧客の要求レベルに応える。
トピックはフォトマスクを製造販売しており、本社工場近隣で新工場建設を進めている。装置を含めた投資金額は約９億円で、稼動開始予定は10月。製品の安定生産・品質向上のため高機能なクリーンルームを設置し、顧客が求める微細化と高精度を実現する最新鋭の描画装置を導入する。
フォトマスクは回路基板に露光工程で回路パターンを転写するさいなどに使用するガラスなど透明な素材でできたパターン原版。家電やＩＴ機器の高機能化にともない基板も小型化や高集積化が進んでいることから、描線の微細化や精度の向上が求められている。スマートフォンやＩｏＴ、テレマティクスなどでの需要拡大や高機能化にともない、グローバルベースで２０２０年までに年率２―３％の市場成長が見込まれている。ＤＩＣにおいても総合研究所（千葉県佐倉市）で新技術棟を建設中で、グループ一体となり研究開発を進め、新製品開発・事業化を加速する。