2016年7月28日
JNC(東京都千代田区)は21日、子会社であるJNCファイバーズ守山工場(滋賀県守山市)にスルーエア不織布の生産設備を新設すると発表。日本国内におけるインバウンド需要に対応する。
スルーエア不織布の生産拠点は中国の広州市、常熟市、タイのラヨーン県に次いで4か所目。約18億円を投じ、年間約3600㌧の生産能力を有する生産設備を新設する。2016年1月着工、2017年5月完工を予定している。
世界の衛生材料市場はASEANを中心とした新興国の生活水準の向上と先進国における高齢化により拡大を続けており、これに伴い増加しているスルーエア不織布の需要に対応する。スルーエア不織布は嵩高、柔軟性に優れ、また接着剤を使用しない肌に優しい不織布で、紙おむつや生理用品など生活に欠かせない製品に用いられている。