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太陽化学とマイクロ波化学 四日市市に合弁会社設立

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2016年5月16日

太陽化学(三重県四日市市)とマイクロ波化学(大阪府吹田市)は11月16日、三重県四日市市に合弁会社を設立したことを発表。太陽化学の南部工場(三重県四日市市)敷地内に、ショ糖エステルを主とする界面活性剤の製造工場を建設する。

 

商号をティエムティとする新会社は資本金2億円、太陽化学50%、マイクロ波化学50%の資本比率で、マイクロ波エマルジョン法を活用した食品添加物の製造を行う。工場は延床面積394㎡、鉄骨造2階建で、生産能力は年産約1000㌧を計画している。2015年12月初旬に着工し、2016年中には商業運転を開始する。 ショ糖エステルは海外を中心に市場が成長している製品で、今後は数年以内に東南アジアへ食品用乳化剤の生産を展開する。

 

導入されるマイクロ波エマルジョン法はマイクロ波化学が開発した技術。これまで困難だったショ糖エステル市場への新規参入、従来品よりも高品質高純度な製品の製造、さらに反応部の消費エネルギーを1/2に抑えることを可能にする。化学メーカーとのオープンイノベーションによりマイクロ波技術の普及を図るマイクロ波化学にとって量産工場への導入は初めてとなり、太陽化学はショ糖 エステルの生産体制を強化することで飲料関連製品の拡充を図る。

 
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