2016年4月25日
日本ゼオン(東京都千代田区)は11月11日、徳山工場(山口県周南市)に建設中であったカーボンナノチューブ製造プラントが完成し、同日に竣工式を行ったと発表。高いアスペクト比、高純度、高比表面積といった特長を有する単層カーボンナノチューブを製造する。
製造される単層カーボンナノチューブは従来にない機能や特長を持つ新機能性材料で、次世代デバイス等への応用が期待されている。NEDOプロジェクトを通じ、高性能キャパシタ、高機能ゴム材料、高熱伝導材料等の革新的材料、デバイスの可能性が示唆され、その需要も大きく拡大すると予想される。今後は試運転を経て、2015年度下期中の量産を目指す。