2016年2月11日
三菱マテリアル(東京都千代田区)は10月7日、インドネシアの超硬工具製造拠点PT.MMC Metal Fabrication第二工場を移転・新設すると発表した。
製造能力を増強し、拡大基調にある超硬ソリッド工具市場において顧客ニーズへの迅速な対応、安定した製造体制の構築を図る。投資額は約37億円。ソリッドエンドミルの製造能力を現在の約2倍である年産74万本に増強するとともに、年産12万本規模のソリッドドリル製造ラインを新設する。
あわせて約4億円を投じて岐阜製作所に最新鋭ドリル製造設備を導入し、付加価値の高い高性能品の拡充を図る。MMF社は汎用製品に、岐阜製作所および明石製作所はそれぞれ超硬ソリッドドリルと超硬ソリッドエンドミルのマザー工場として難削材向けをはじめとした高付加価値製品に注力する。どちらも2016年10月頃の稼働開始を予定し、超硬ソリッド工具市場のシェア拡大を目指す。