2016年1月18日
川崎重工業(東京都港区)は9月24日、ボーイング777x製造のため、新工場を建設すると発表。航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場(愛知県弥富市)の敷地内において、工場建設に着手した。
7月にボーイング社と交わした正式契約により、前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁、貨物扉の製造を担当する。延床面積は約1万3000㎡で、主要設備には新型スキン・スプライス・リベッター、新型フレーム・シアタイ・リベッター、ロボットを使用した自動化設備、高性能センサーを用いた検査装置などを備える。同社が開発した新技術を積極的に導入して自動化を推進し、効率的な生産を行う。
世界各国で現在運行されているボーイング777向け製品について川崎重工業は名古屋第一工場において1992年より生産を開始し、高操業を続けている。ボーイング777xプロジェクトの参画により安定した生産活動の継続、最新の生産技術の獲得、高品質な製品の提供、民間航空機事業の発展・拡大に向けて積極的に取り組む、としている。