2015年12月28日
中村超硬(堺市西区)は9月11日、大阪府和泉市に新工場を開設し、製造設備を増設すると発表。ダイヤモンドワイヤの生産能力を拡大し、需要増大に対応する。
敷地面積2444.01㎡、延床面積4427.37㎡の和泉第2工場(仮称)を新設し、ダイヤモンドワイヤ製造機器、付帯設備を増設する。設備投資総額は約13億8500万円で、平成28年1月の生産開始予定。月間生産能力は現状から約40%増加する。
ダイヤモンドワイヤは主に太陽電池向けシリコンウエハを製造するスライス工程で使用される切断用工具で、従来のスライス手法に比べ細線化・高化でき、コスト減、環境負荷低減等が可能となる。このため需要は急増しており、拡大基調の継続が予想される。