2015年12月17日
DMG森精機(名古屋市中村区)は7日、工作機械輸出のさいに自社製シートで包装する取り組みを開始したと発表。自社ブランドロゴを掲載したシートで包装し、一般貨物とは違うことがわかるようにしている。
輸出する工作機械は海上輸送のためフラットトラックコンテナに積載されるさい、防塵・防滴の目的でブルーシートがかけられるのが一般的となっている。このため精密機械であることの区別がつかず、他の一般貨物と同じような扱いになっていた。
DMG森精機は海貨事業者と協議し、自社シートを製作。自社ブランドロゴ「DMG MORI」を掲載することで精密機械であることを示し、さらに荷扱上のケアマークを充実させることで取扱い上の注意を喚起する。メーカーが自ら、フラットラックコンテナに積載する貨物の梱包シートをマネジメントすることは日本初の取り組み。1日より開始しており、今後はドライコンテナに積載可能な工作機械や国内向け工作機械、DMG MORIグループが全世界で生産・輸出している工作機械についても順次導入する。