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三菱重工業 製品ごとに製造拠点を集約化・最適化

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2015年9月24日

 三菱重工業(東京都港区)は4月23日、三菱重工業の横浜製作所金沢工場と三菱日立パワーシステムズの横浜工場で手がける事業を国内外の事業拠点へ移管すると発表。製品ごとに製造拠点の集約化・最適化を図り、技術やコスト、効率などの面で国際競争力を強化する。

 三菱日立パワーシステムズの所掌する産業用火力発電システム機器については長崎工場や呉工場による製造分業および支援を受け、海外拠点の活用も進める。中小型蒸気タービンはライセンス供与先である中国のパートナー会社、中小型ボイラーはフィリピン工場を主体とする製造に切り替える。三菱重工が手掛ける発電向けの定置用エンジンについては相模原製作所へ製造を移管する。金沢地区の三菱重工技術統括本部総合研究所、およびICTソリューション本部システム技術開発部の研究開発人員については関連製品事業の移管に連動した異動を行い、効率的な技術・製品開発につなげる。設備も関連拠点へ集約する方針。金沢工場の全ての製品・機能を他拠点へ移管し、今後の活用については横浜市と協議のうえ、検討する。

 
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