2015年2月5日
愛知製鋼(愛知県東海市)はこのほど、クランクシャフト鍛造用4500Tプレスを本社鍛造工場とタイの製造子会社にそれぞれ建設することを発表。
2015年4月より稼働を開始する。
本社鍛造工場においてはプレス設備の老朽更新タイミングを機に、小型・軽量クランクシャフト製造に適したダウンサイズプレスでの設備更新を行う。
これにより自動車マーケットの省燃費化・低コスト化ニーズに応え、品種の軸足を中大型から中小型へとシフトしていく。
タイ製造子会社においてはプレス機を新設することにより、ASEANでの中・小型エンジンの現地生産需要の伸びに応える。
トヨタIMV搭載のディーゼルエンジン用クランクシャフトによって生産を軌道に乗せ、今後は主要顧客であるトヨタグループ向けにとどまらず、農機・建機を含めた幅広いユーザーに順次対応していく予定。
同社は同型機による2拠点生産のメリットを活かし、安定品質とグローバルでのバックアップ体制をベースとした安心を提供することで、グローバルで多拠点化する顧客の生産に貢献していく、としている。