2015年1月13日
井本商運(神戸市中央区)はこのほど、神戸港ポートアイランドの内航ターミナル移転を発表。12月1日より公共コンテナターミナルPI―Mバースに移転した。
現在、主な寄港バースとして利用しているPI―Lバースの、ガントリークレーンや岸壁などの施設の老朽化などが理由。PI―Mバースは外貿コンテナターミナルPC―17の南側に隣接しており、外航船への効率的な積替え輸送を実現できる。また神戸港内で内航船が複数バース寄港を余儀なくされている状況も改善され、バース混みによる滞船も緩和される。荷主や外航船社に対するサービス改善が図れることから、神戸港としての集荷競争力のアップが期待できる。
また同社は国際コンテナ戦略港湾政策に沿ってコンテナ単位あたりのコスト引き下げによる輸送力強化を目指し、今回のバース移転によるメリットとの相乗効果を追求していくことを方針としている。